Andantino

短編集。 ゲストに「神秘の詩」の緋色さんをお迎えしています。 【　緋色　】 ♪はんぶんこ 千秋とのだめの、ゆるゆるに甘い日常のひとコマ。 あるモノが食べたくなる・・・かもしれません。 ♪もしも、ひとつだけ願いが叶うなら 千秋の想い、のだめの想い。恋人たちが願うことは？ ゆるゆるに甘い日常のひとコマ、その２。 ♪a day 千秋とのだめの幸せな一日。 ゆるゆるに甘い日常のひとコマ、その３。 ♪君を待つ 待ち合わせの約束の時間にのだめが現れない。 そんなことはいつものことだけど……。千秋モノローグで。 【　まゆ　】 ♪母、来たる まさにタイトル通りです。征子ママが息子の顔を見にパリへとやってきました。征子ママに翻弄される千秋。さらにのだめも乱入して……さて、（ヘタレ）息子の反撃はあるのか？ ♪飛躍の春に パリ留学を目前に控えた早春。娘に持たせる服の準備に余念のない洋子に宛てて、征子からの手紙が届きます。子供たちの旅立ちを前に心を通わせるふたりの母の物語です。 ♪始まりの場所 パリの千秋のもとへ、母校から届いた一通の案内状。いわく、創立五十周年の記念に卒業演奏会の記録映像を公開するとか。「中退」ののだめを気遣う千秋と、帰国中だからぜひ見に行こうと乗り気ののだめ。芸大美術学部における卒業製作のシステムにヒントを得た作品です。 ♪Photogenic dandy のだめの「おねがい」をつい受け入れてしまったがために、想定外の展開に巻き込まれる千秋。コメディ風味デス。 【　咲蘭　】 ♪Symphonie Fantastique 富樫茉莉が初めて千秋真一の指揮を目の当たりにしたのは中学生の頃。大学生になった彼女が、憧れの千秋の指揮する音楽に聴きたくて、やってきましたパリの空。さて、彼女の目に映ったものは……？ ♪Amadeus 合い鍵でかつての自分の部屋に入った千秋は、予想と全く異なる様相を呈した部屋に思わず小さく息を呑んだ。のだめが消えた。とっさにそう思った。それは確信だった。 千秋の前から忽然と姿を消したのだめ。すべてがうまくいっていると思っていたのに、いったい何故？どこへ？疑問だけが千秋の脳裏に渦巻く。 シリアスな物語を全五話＋epilogueの長編で。 【仕様】 2008年1月発行 116ページ　A５版 表紙：フルカラー　本文：モノクロ